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2016年6月13日月曜日

話すことの恐れ



こんにちは。GICスタッフのYumaです。

3月末に英語集中セミナー「English Language Intensive(ELI)」がありました。
学生だけでなく働きながら時間をみつけて参加してくださる人もいて、
改めて英語の教育機会の需要の高さを実感しました。

さて、ELIではたんに「英語を学ぶ」のではなく、
「英語を使って」ディスカッションをしたり、意見を主張したりする練習をしました。

はじめの方ではうまく話せなかった人も、
終盤になってくるにつれて英語を話すことに「慣れ」、
どうどうと話せるようになりました。

日本では多くの人たちが英語を話すことに緊張を感じたり、
自分の能力がまわりの人たちに測られる恐れを感じたりしているのを頻繁に見ます。

しかしこうして「英語を話す環境」をつくることで、
英語を話すことに「慣れ」ていくことができます。

個人的な体験になりますが、
僕がバンクーバーに留学していたときもまわりが外国人だけなら緊張しないのに、
クラスに一人でも日本人がいると「なんだか自分の英語が測られてる」気がしたものです。

日本人だからこそ知ってる文法的ミスや語彙の選択が、
なんとなく気になってしまってうまく話せないのです。


毎月福島のグロリア・ジーンズ・コーヒーで開催している
Genesis Cafeではこういった日本人のDNAに刻まれているかのような緊張や恐れを、
できるだけ意識しないようになれる環境づくりに専念しています。

受付を済ませて店内に入るとそこは英語だけを話せる場所。
たくさんの参加者の方にそういった雰囲気を気に入っていただいております。


そして、8月にはなんとまたEnglish Language Intensiveを開催することが決まりました!
このセミナーでは3時間半みっちり集中的に英語を学ぶことができます。

いまならキャンペーン中ですので、
1日の参加で3000円、2-3日の参加で6000円です。

このセミナーではただたんに英語を話す環境で慣れるだけでなく、
実用的で実践的な英語を学ぶことができます。
ご都合がつく方はぜひぜひご参加くださいませ!

詳しくはEnglish Language Intensiveの応募ページにて!




the picture's copyright: creative commons

2016年3月14日月曜日

なぜあなたの英語力は伸びないのか?
























こんにちは。GICスタッフのYumaです。

English Language Intensiveまで
のこり2週間となりました。
キャンペーンで20日まで安くなっていますので、
ぜひぜひお早めにお申込みください。
(詳しくはこちらをご覧ください。)


今日は英語力が伸び悩んでいる人のために、
「なぜ英語力が伸びないのか?」について書きたいと思います。


なぜあなたの英語力は伸びないのか?



原因1.「感覚」で学ぶ練習をしていない。


日本で生まれた人はみんな中学校で正式な英語の勉強をはじめます。
黒板に教科書の英文を書き出して、
「主語」はなにか、「動詞」はどれかといったことを、
逐一分析して訳していきます。

テストで文法をまちがえれば減点、
単語の意味を知らなければバツ。

こういった勉強方法はたしかに有効的な場合もありますが、
やってることは英語という生きた言語を殺してしまう学問的なものです。

つまり、ある日雨の降っている日に子供が道端でカエルをみつけ、
興味を持ったので家に持ち帰って解剖してなぜあのように鳴くのか、
あのように飛び跳ねたりして動くのかということを調べるようなものです。

彼はカエルについて解剖学的に理解することはできるかもしれませんが、
躍動的なカエルの生命力については決して理解できません。

同じことが英語でも言うことができるでしょう。


言語は「文法」だけで学ぶものではなく、
「感覚」(「感性」と言ってもいいかもしれません)を使っても学ぶものです。

「文法」だけで英語を学ぼうとする人の典型的な傾向は、
TOEICや英検などの資格やテストの点数に満足することです。

高得点・高資格を持つことに憧れて、
あまり披露する機会のない実際的な能力はしばしば見過ごしてしまいます。

「文法」はゲームでいうところの「ルール」のようなものです。
ルールに従ってプレーをすることが大事ですし、
ちょっとぐらいルールを破ったからと言って、
逐一プレーが止まっていては感動的なスポーツも生まれません。


もちろん最初は日本語で英語を理解することは大切でしょう。
しかしある程度スキルを養ったあとは、
英語だけで自立できるようにしなければなりません。

父親が後ろに付いていたままでいては、
子どもは自転車の乗り方をいつまでも覚えられません。
勇気を出して日本語から手を離しましょう。 







頭の中でこのようにきっぱりと区切りをつけましょう。


「感覚」はコミュニケーションの中でしか育まれません。
英語を使って「感覚」を養う練習をしましょう!


原因2.リーディングやリスニングをやりすぎている。


中学校や高校で学ぶ英語の授業のほとんどすべてが、
リーディングとリスニングという受身の英語にしか焦点を当てていません。

当然のことですが書く練習をしなければ英語は書けませんし、
話す練習をしなければ英語を話すことはできません。

多くの人はここで、
「どうせ書いたり話したりしないから自分には必要ない」
と思うかもしれません。

僕がここで指摘したいのは「感覚」を養うこと、
言いかえれば全体的にスキルを伸ばすことで、
内側で「英語練成力」が養われるということです。


丸い桶を想像してください。
周囲はすべて同じかたちをした板です。
たとえばこの板のひとつが抜けていたらどうでしょうか?
水をすくっても、水は板が抜けているところからこぼれます。

スピーキングやライティングのスキルがないことも同じようなものです。
どれだけ文法の理解や語彙力があっても、
正しく蓄えられていないのでどんどん忘れていってしまいます。

水はここで「英語練成力」を示しています。
つまり、ライティングやスピーキングなどで、
瞬時に英語を自分の中で作り出すことができるので、
本を読んでいたり洋画を見ているときにも瞬発的な理解力があるのです。

また、それ以上に場面的に使い分けられている表現や、
教科書にはない会話だけの英語もたくさんあります。

それらもふくめてすべて英語であることを忘れないようにしましょう。



 

原因3.失敗を恐れすぎている


日本人は文化的に失敗することを恐れる傾向にあります。
なのでまず英語を学ぶ上で覚えておくことは以下のことです。

「だれでも失敗する」

ネイティヴ・スピーカーでも失敗はします。
文法的に誤ったことを口にすることもあるし、
使い方を間違えた単語を言うこともあります。

ご自身でも一度友人との会話が
どういったふうに話されているか注意を払ってみてください。

日本語を学んでいる外国人からすれば、
日本人の日本語も相当なまちがいがあります。

ただ、だれもそれを気にしないだけです。

つまり、大切なのは失敗を指摘し合うことではなくて、
相互理解がきちんと理解できているかを確かめ合うことなのです。

大事なのは発音が「素晴らしい」とか、
「芸術的で美しい」文法と語彙を用いているとか、
そういったことではありません。

あなたは毎日五分遅刻して出勤する同僚に腹を立てるかもしれません。
ですが「時間通りに出勤すること」は「効果的な業務を行なう」ための手段であり、
それ自体が目的ではありません。

つまり、文法や語彙は英語でコミュニケーションを取るための手段でしかなく、
英語を通して達成する目的以上に重要なものではありません。


日本文化は規律を守ることを重んじ、美徳だと考えますが、
外国人の観点からすると時折不必要な場面で非効率なことがあります。

日本語英語だと言われても、
自分は英語ができないから自信がないと思っていても、
とにかく英語を話し、英語を書きましょう。

また、あなたの失敗を笑う人たちがいる場所や、
あなたの気力をくじくような場所からは離れましょう。

そして「生きた」英語を学べる場所をみつけましょう。
あなたを励ます人たちがいる場所につながりましょう。

そうすればいつからか失敗を恐れなくなっているでしょう。



原因4.英語力が伸び悩んでいると思いこんでいる


よく「私は英語がうまくない」とか、
「僕は話すのが苦手だ」というようなことを耳にしますが、
僕が必死に英語を勉強してきた日本人として思うのは、
そういう人たちは十分に英語が流暢ですし、
コミュニケーションの観点から見ればなんの問題もありません。

ある日本人の人と比べて私の英語の能力は低い、
あるいはネイティヴみたいに話せないと自信を失っている人たちがいます。

そういった人たちはおそらく少し悲観主義的すぎるのかもしれません。

水の半分入ったペットボトルを見て、
「水はもう半分しかない」と思うか、
「水はまだ半分もある」と思うか。


覚えていていただきたいのは、
英語の能力の高さで人はあなたの個性を見ないということです。

あなたが英語を学び、
あなたが英語で話す内容は、
あなたより英語を話せる人とはちがうことです。

あなたは自分の英語の能力を使って、
あなたについて話すのです。

「英語の能力」は手段でしかなく、
「個性」を使ってコミュニケーションを取ることが目的なのです。

「個性」には良いも悪いも、高いも低いもありません。

だれにでもうまくいく時期や、
伸び悩む時期というのがあります。

大事なのはどんなときでもあきらめず、
ひたすら英語を学びつづけることです。


日本で生まれ、日本で育った人たちは、
日本という環境にあまりにも慣れすぎていて、
自分を過小評価しすぎています。

日本人は謙虚な民族だとよく言われますが、
謙虚さと過小評価は似て非なるものです。

世界にはいま持っていて当然だと感じているあなたの評価基準とは、
まったくちがう評価基準が驚くほどたくさんあります。

あなたの「個性」を生かすものは、
たとえ日本にはなくても世界にはあります。

崖から飛ぶような不安があるかもしれませんが、
英語を学ぶことはそれほどの価値があることを知ってください。




いかがでしたでしょうか?

あなたがまだ知らない、
未知なる自分自身をみつけたいと思いませんか?

そのための第一歩は、
ずっと机にしがみついて英語を勉強するだけではなく、
英語を使ってコミュニケーションを取る時間を設けることです。

英語のコミュニケーションを通して、
自分自身にどんどん自信を持っていきましょう!


Genesis International Collegeでは、
今月末28日~30日に英語の集中セミナーを行ないます!

このセミナーでは「生きた」英語を体験できるので、
留学を考えている人たちにはとくにおすすめです♪


















English Language Intensive
2016年3月28~30日
毎日午後1時30分~5時
@心斎橋アップル・ストアのあるビル内
(大阪府大阪市中央区西心斎橋1-5-5アーバンBLD心斎橋9階-C号)

ELIは主にコミュニケーションに重点を置いたセミナーです。
スピーキング、リスニングだけでなく包括的な英語理解を養うため、
リーディングやライティングにも役立ちます。

■ELIの特徴
・コミュニケーションに重点
・各個人のレベルに合わせた改善策を提供
・失敗を恐れなくていい快適な環境
・講師、授業アシスタントは全員ネイティヴ・スピーカー
・逐次的誤りの指摘より、「会話の流れ」などに焦点

   ELIに参加すると...
   ・さまざまな方法でのインプットをとおして総合的な英語理解を改善できます!
   ・ネイティブ・スピーカーの前でも物怖じせず英語を話す自信がつきます!
   ・いままで学校で学んできた英語とは、まったくちがう“新鮮な”英語を体験できます!

■セミナー料金
*2日分の料金で3日間参加していただけます。

いまならキャンペーン中なので割引価格で申込みができます!(3/20まで)
1日のみ4,000円→3,000円
2日間 8,000円→6,000円
3日間 8,000円→6,000円

*定員がございますので、お早めにお申込みくださいませ。
 定員に達した時点で申込みを終了いたします。

詳細は↓↓
http://www.genesiscollege.jp/index.php/eli2016

https://docs.google.com/forms/d/1V-Og7LpFNnrs8m_dl3AqnZshPjyMacb3M6ZJC1Ky8uM/viewform





ネイティヴ講師なのになぜこんなに安いのか?
その理由については以下をお読みください^^ ↓↓↓
http://genesisinternationalcollegeosaka.blogspot.jp/2016/03/gic.html


「英語について悩みがある...」
「結局私は具体的になにからはじめたらいいんだろう?」
悩みがある方はぜひぜひご相談ください♪

GICのスタッフがあなたの悩みに答えさせていただきます!
info@genesiscollege.jp






なぜGICの英語イベントは安いの?

こんにちは。GICスタッフのYumaです。

今日はなぜGenesis International Collegeが提供するイベントは、
破格なほど安いのでしょうか?


なぜGICの英語イベントは安いの?



私たちGenesis International Collegeは、
数年以内にはじまる完全英語のみの二年制collegeです。

私たちのビジョンは日本と世界を舞台に活躍する、
福音に深く精通した次世代の若い日本人指導者を教育することです。

現在はcollegeをはじめるための準備期間にあり、
大阪の人々に名称を知ってもらうために定期的にイベントを行なっています。

福音というと聞きなじみがないと思いますが、
これは教会のように布教活動を行なっているということではありません。

GICはキリスト教系組織を母体としていますが、
構造・体質が福音に基づいているというだけですので、
宗教的な活動は一切行ないません。

また当然ですが、
カルト宗教や新興宗教とは一切関係ありません。


さて、GICが英語イベントを安く開催できる理由のひとつですが、
まずひとつに利潤を追求していないことがあります。

私たちは聖書に基づいた考え方によって組織を運営しており、
必要以上に費用を高く設定することはありません。

Genesis Cafeや2016年3月に行なわれるELIの費用はすべて、
開催にあたって場所を借りるために掛かった費用に当てられます。

つまり最低限の費用を回収するためだけに、
参加費用を設定しているということになります。


次にGICの英語イベントに携わるすべての人たちが、
無償でイベント開催を手伝ってくれていることがあります。

Genesis Cafeの外国人ファシリテーターは全員、
ボランティアでイベントを手伝ってくれています。

彼らは全員クリスチャンで、
聖書に基づいた考え方に同調して、
「奉仕」として喜んで手伝ってくれています。

そのためイベントを実行する上でもっともコストのかかる、
人件費を削減できています。

ちなみにGIC外国人スタッフもほとんど同じような仕組みで働いていますので、
英語イベントで得た利益から彼らにお金が支払われることはありません。


それではどこからお金はやってくるのでしょうか?
不思議ですよね^^

日本ではキリスト教というものはなじみがありませんが、
世の中には聖書の教えに基づいて、
喜んで教会に寄付をする人たちがたくさんいます。

こういった教会や個人がGICをサポートしてくれています。

そういった人たちのおかげで、
私たちは破格な費用で英語イベントを開催できているというわけです。


「安いから裏があるんじゃ…」と思う人もいるかもしれませんが、
ちゃんと理由があって安いのでご安心ください。笑


◆◇◆◇◆◇告知◆◇◆◇◆◇








Genesis Cafe
毎月第一水曜日に開催している英語カフェです!
 @グロリア・ジーンズ堂島クロスウォーク店(大阪・福島駅近く)
参加費1000円(無料ドリンク・チケット付)

■内容
各テーブルに3人の英語学習者と1人の外国人ファシリテーターに座っていただき、ネイティブがよく使うフレーズや表現を学びながら自由に会話をしてもらい ます。15分のセッションが終わるとファシリテーターが隣りのテーブルに移動します。これを数回行ないます。途中でアクティビティをはさむ予定です。(予 定は変更になることがあります)

■方針
私たちの方針のひとつはみなさんに「生きた英語」を学んでもらうことです。実際に外国人と話し、だれとでも英語で話せる自信をつけましょう。そしてもうひ とつの方針に「日本と世界をつなぐ架け橋」になることがあります。Genesis Cafeは参加して、英語を学ぶだけにとどまりません。そこで外国人の友達をつくり、みなさんに国際的な友人関係を築いてもらいたいと願っています。 Facebookでの友達申請やLINEの連絡先交換など、自由にしていただいてかまいません。

 詳しくは↓↓
http://www.genesiscollege.jp/index.php/genesiscafe

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

















English Language Intensive
2016年3月28-30日 毎日午後1時30分~5時 @心斎橋アップル・ストア・ビルディング

主にコミュニケーションに重点を置いたセミナーです。
スピーキング、リスニングだけでなく包括的な英語理解を養うため、
リーディングやライティングにも役立ちます。

■ELIの特徴
・コミュニケーションに重点
・各個人のレベルに合わせた改善策を提供
・失敗を恐れなくていい快適な環境
・講師、授業アシスタントは全員ネイティヴ・スピーカー
・逐次的誤りの指摘より、「会話の流れ」などに焦点

   ELIに参加すると...
   ・さまざまな方法でのインプットをとおして総合的な英語理解を改善できます!
   ・ネイティブ・スピーカーの前でも物怖じせず英語を話す自信がつきます!
   ・いままで学校で学んできた英語とは、まったくちがう“新鮮な”英語を体験できます!

■セミナー料金
*2日分の料金で3日間参加していただけます。

いまならキャンペーン中なので割引価格で申込みができます!(3/20まで)
1日のみ4,000円→3,000円
2日間 8,000円→6,000円
3日間 8,000円→6,000円

*定員がございますので、お早めにお申込みくださいませ。
 定員に達した時点で申込みを終了いたします。

詳細は↓↓
http://www.genesiscollege.jp/index.php/eli2016

https://docs.google.com/forms/d/1V-Og7LpFNnrs8m_dl3AqnZshPjyMacb3M6ZJC1Ky8uM/viewform

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ご質問がございましたら、なんでもお気軽にご連絡ください!
info@genesiscollege.jp

2016年1月15日金曜日

2016年抱負!




















こんにちは。GICスタッフのYumaです。

1月もすでに半月が過ぎていますが、
明けましておめでとうございます!

1月になってから冬が本格化してきたように
寒くなってきましたね。
みなさん風邪を引かないように気をつけてください。


さて新年になれば一年の抱負を掲げる人もいると思いますが、
みなさんはどんな抱負を持っていますか?

「今年こそ英語をきちんと学びたい!」
「仕事をやめて留学するぞ!」
そんな人たちも中にはいるかもしれませんね^^

さて、英語を学ぶためには当然ですが練習が必要です。

今年も毎月第一水曜日にGenesis Cafeを開催しますので、
みなさんぜひぜひご参加ください^^

◇◆◇◆◇◆ご案内◇◆◇◆◇◆
Genesis Cafe
2016年2月3日(水)20時~22時
@グロリア・ジーンズ堂島クロスウォーク店(大阪・福島駅近く)
参加費1000円(無料ドリンク・チケット付)
申込みはこちら
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

Genesis Cafeではネイティブ・スピーカーと仲良くなれるチャンスがあります。
このイベントに参加してくれるネイティブ・スピーカーはみんな、
みなさんの英語を上達させる手伝いをしたいと思っています。

お気軽にご参加ください!


さて、Genesis Collegeの今年の抱負は…
Genesis Cafeを通してもっともっとみなさんに
英語を学ぶ楽しさを知ってもらうことです!^^

多くの人が英語を学ぶことは長い時間がかかって、
とても苦しいものだと思うかもしれません。

ある意味でそれは事実です。
新しい言語を学ぶにはとても長い時間と努力が必要です。

ですがかならずしも「英語を学ぶ」ことは、
一本道であるとはかぎりません。

「英語を学ぶ」ことにはたくさんの道があって、
中には楽しく学ぶことができる道もあります。

Genesis Cafeで提供している英語は「生きた英語」です。
このイベントはTOEICでいい点を取るための講座ではありませんし、
英語を効果的に話すためのコツを教えるわけでもありません。
「生きた英語」を身につけるための大切な時間を、Genesis Cafeでは提供しています。


「生きた英語」はなぜ大切なのか?

みなさんは英語をなんのために勉強していますか?
TOEICで良い点を取って、大学の単位に変えるため、
あるいは昇給のためと考える人がいるかもしれません。

そういった人たちに「生きた英語」は必要ありません。
彼らは外国人たちとコミュニケーションをするために
英語を勉強しているわけではありませんので、
英語で十分なコミュニケーションを取れないのも当然です。

「生きた英語」はコミュニケーションに欠かせません。
なぜなら言語という生き物を本当に知るためには、
教科書や単語帳に載っているものはすべてではないからです。

英語が持つ音感やリズム、雰囲気、言い回し、言い方、
そういったものは机の上の勉強だけで修得できません。

文法や単語のことばかり考えてしまっては、
本来言語が持っているコミュニケーションのための側面が失われてしまいます。

みなさんが「英語を学ぶ」目的は明確ですか?




もしみなさんの「英語を学ぶ」目的が、
他国の人たちとやりとりをして相手のことを知り、
そして世界がどれほど大きいかを見極めるためなら、
ぜひ「生きた英語」を学びにきてください。

Genesis Cafeでは2時間みっちり英語だけの環境を設けています。
そのあいだは日本語禁止です。

そして英語の話し方がつたなくても、
文法をまちがえても、だれも気にしない雰囲気づくりに努めています。
日本の人たちにはそういった雰囲気がとても重要だからです。

大事なのは「生きた英語」でコミュニケーションを取ること。
そのためには失敗を気にすることは必要ありません。

2015年の夏からこの半年、Genesis Cafeでそういった文化を築いてきました。
まだまだ定着するまで長い道のりですが、
少しずつリピーターの人たちにそういった文化が生まれはじめています。

みなさんもぜひこの文化に溶けこみに来てください^^


さてさて、長くなりましたが、
2016年もみなさんにとって素晴らしい一年となるようお祈りしています!




◇◆◇◆◇◆ご案内◇◆◇◆◇◆
Genesis Cafe
2016年2月3日(水)20時~22時
@グロリア・ジーンズ堂島クロスウォーク店(大阪・福島駅近く)
参加費1000円(無料ドリンク・チケット付)
申込みはこちら
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


picture copyright. creative commons

2015年12月9日水曜日

今年も残り1ヵ月!



こんにちは。GICスタッフのYumaです。

今年も残り1ヵ月を切りましたね^^
みなさんにとってはどんな年だったでしょうか?

今年は思った以上に英語が伸びましたという方がいれば、
来年こそはがんばろう、と 思っている方もいるかもしれません。

なかにはワーキング・ホリデーなどを利用して、
来年は海外に行こうと計画されている人もいるかもしれませんね。


Genesis Collegeにとって今年は躍進の年でした。

数年の資金集めや人材確保の期間を通り抜けて、
今夏に設立後はじめてのイベントである「TOEFL Speaking Seminar」を行ないました。

無名大学(実質まだ大学ではありませんが)の初イベントということもあり、
思うように人は集まりませんでしたが、
今後の発展に重要な感触を残したことはまちがいありませんでした。

そしてそのイベント中に第1回目が開催された「Genesis Cafe」。
福島駅近くのグロリア・ジーンズ堂島クロスウォーク店で
毎月第一水曜日に開催されるこのイベントには、
12月までの5回で総勢86名もの方に参加していただきました。

まだまだ未熟でご迷惑をおかけすることがあると思いますが、
来年も2月から毎月開催していく予定ですので、
これからもどうぞよろしくお願いします!


さて、Genesis Collegeの本業といえば、
「Genesis Cafe」ではなくもちろん大学を運営することです。

大阪ではじめての完全英語制キリスト教系二年制大学ということで、
とくに二十代の人たちをターゲットとして的を絞っていますが、
実際のところなかなかうまく事が運んでいないのが現状です。

本来であれば今年か来年開校してもおかしくなかったのですが、
去年にさまざまな問題があり、現在も資金と人材集めに苦しんでいます。

たとえばGenesis Collegeの目標として、
二十代の人たちに第二のチャンスを手にしてもらうために、
借金のない奨学金制度や格安の授業料を実現しようと計画していますが、
そのためにかかる大学側への負担を背負うためになみなみならぬ資金が必要となります。

さらに大阪の中心地である梅田に設立を定めているので、
校舎を確保するためにも莫大な資金が必要です。

現在はまだ開校のめどが立っていませんが、
英語を通して得られる新しい世界観を養うための素晴らしい教育を
一刻も早くみなさんにお届けしたいと思っていますので、
もしチャンスがあれば一度Genesis Collegeへのご入学をお考えください^^


ところで大阪にはすでに完全英語制の学校はいくつか存在します。
有名どころで言えばECC外語学院や、アメリカから分校として建てられたTemple大学など。
その人の要望によってそれぞれに合った大学があると思います。

Genesis Collegeでもっとも力を入れている点は、
「英語を身につけることによって得られる新しい世界的感覚」です。

もちろんそれだけではほかの英語制の学校と変わらないと思いますが、
Genesis Collegeは学業を優秀に修めてこなかった方たちや、
二十代の半ばになってもっと広い世界を知りたい、だけどお金がない、という方たちのために、
できるだけ敷居を低くすることに力を入れています。

いくら日本で英語を勉強して身につけても、
そこに外国の文化への感覚や理解が備わっていなければ、
コミュニケーションとしての英語に支障が出てしまいます。

逆に外国の文化への感覚や理解が身についていれば、
多少英語ができなくても十分なコミュニケーションを取ることができます。

Genesis Collegeではその点に焦点を置き、
日本の人たちがこの大学を通して新しい価値観を手に入れてくださることを望んでいます。

その第一歩として現在、英語を話すのが普通である環境を作ろうと、
必死に毎月開催しているのが「Genesis Cafe」です。

Genesis Cafeは参加して英語を話すためのたんなる場所ではなく、
英語を通してここから本物のコミュニケーションを築いてもらうための居場所です。
そのためそこで出会った外国人ファシリテーターと連絡先を交換するなどして、
Genesis Cafeの外でも仲良く遊びに行ったりすることを強く推奨しています。

今後海外への移住を目指している人たちにはとくにそうですが、
外国人と多くコミュニケーションをしなければ獲得できないものがたくさんあるので、
そのためにできるだけ多くの機会を持ち、積極的になることを強くおすすめします。

Genesis Collegeがそのお手伝いをできるのであれば、
それほど光栄なことはほかにございません。


来年はその環境をよりきちんと整えて、
もっともっと「英語を話す文化」が浸透していくことを願っています。
Genesis Collegeはこれからも大きく発展していきます。

応援していただきありがとうございます!


それではよいお年を!


◇◆◇◆告知◇◆◇◆
次回のGenesis Cafeは2016年2月3日に開催予定です。
参加申込み開始は1月中旬に予定しています。
お楽しみに!

2015年11月16日月曜日

英語を話す環境をみつけよう!

こんにちは。GICスタッフのYumaです。
先週は一週間仕事で山梨にいました。





残念ながら5日間の滞在でほとんど晴れなかったので、
湖を横切った山の向こうに見えるはずの富士山は
ほとんど見えませんでした。

でも生まれも育ちも大阪の生粋の大阪人なので、
こんな大自然に来れてとてもリフレッシュできました^^

もみじもきれいでした。



さて11月の第1水曜日にあったGenesis Cafeでは
はじめてMiddle Activityを担当しました。

TABOOというゲームをしましたが、
大盛況のうちに終わりました。




















みごと優勝したチームDのみなさんです!

ほかのテーブルにはネイティブが手助けしているチームもあったのですが、
日本人だけのテーブルが優勝したのでこれは快挙です!


TABOOではみなさん英語で一所懸命ゲームに取り組んでいました。

普段日本人同士が英語を話すのは少し変な感じがしますが、
こうして英語を話すのが普通の環境をつくると、
みなさん普通に英語を話してコミュニケーションを取ります。

そこでふと、こんなことを考えました。
「日本人の人たちが英語を話すのに妨げになっているのはなんだろう?」


ということで、
今日は英語を話す文化について書いてみたいと思います。


まずはじめに個人的な体験を通して心底感じるのは、
英語を身につけるだけで世界観が根底から変わるということ。

英語を身につけると
アクセスすることのできる情報の幅が広がるし、
築くことのできない人間関係を築くことができるし、
日本語だけでは踏み込めない価値観を切り開くことができます。

僕自身、インターネットで読む記事や書籍の半分以上は英語ですし、
友人の半分は外国人です。

たびたび日本人から「自慢すんじゃねぇよ」と言われたこともありますが、
個人的には自慢したことは一度もありません。

僕はその道が好きで、その道を選び取ってきただけです。


もちろんそのために犠牲にしてきたことやものはたくさんあります。
日本の会社に就職しないことで大学を卒業して数年は不安が拭えなかったし、
中途半端に生きている自分がみじめに思えたことも幾度となくありました。

それなりに犠牲を払いながらも努力をつづけ、
いま立っている場所までたどり着きました。

その道程で価値観が変わっていき、
価値観が変わっていくことで人間関係の質も変わっていきました。


そのようにして日本の外に出て感じたことがたくさんあります。

日本という国はさまざまな意味であまりに狭いということ。
価値観の偏狭さが、ある部分では人間らしさを損なっていること。
安定を求めるばかりで、生きることの本質をうしなっていること。

もちろん悪い面だけではありません。
その特徴がゆえに日本人らしさというものが保たれているのも事実です。

だけどそれは一部です。
日本人らしさの本質である茶道や武道といった日本文化、
天皇がどういった家系の人たちであるかといった歴史、
あるいは「恥」や「謙虚さ」の本来の意味をきちんと理解した日本人は
いったい全人口のどれくらいいるでしょうか?

そのほんのたった(たとえば)5パーセントくらいの日本人だけが持っている素晴らしさを自慢する、
残りの95パーセントくらいの日本人がその道が好きでその道を選び取ってきたと、
誇りを持って生きているのであればそれでいいのかもしれません。

ですが日本人らしさを身につけることも英語を身につけることもどちらも、
自分の中身が変わらなければ意味がないですよね。


僕がここで書いている要点は
「英語を身につければ即座に世界観が変わる」ということではありません。

世界観が変わる方法はほかにいくらでもあるし、
それが英語である必要はありません。

正直なところ僕は高校で日本史ではなく世界史を取っていましたし、
武道を少し習っていましたが非効率だと感じたので数ヶ月でやめました。
日本人らしさというのは僕にはあまりないかもしれません。

ですが英語を使ってどんな国の人々とも対等に議論をすることができます。 
胸を張って、自分が日本人であることをどれほど誇りに思っているかを伝えることができます。

逆に英語をどれだけ勉強してもそういうふうにできない人がいます。


ぐだぐだと回り道をしてしまいましたが、今日の主題について書きたいと思います。


なぜ日本人は英語を話せないのでしょうか?
正直なところ「英語を話せない」のではなく、
みんな「英語を話さない」のだと思います。

同じアルファベットを使っているので
ヨーロッパ語圏の国々が日本人より英語に強いのは当然です。

ならまったくべつの言語文字と言語体系を持っている日本人が、
英語を勉強するのに彼ら以上に時間を費やさなければいけないのは必然です。

だけど日常生活どころか学校でさえ、
「英語を話す」という習慣はどこにも見られません。

外国では英語を使うためには
英語を聞き、話し、読み、書くという練習は一般的です。
なぜなら言語は生きていて、その感覚を身につける必要があるからです。

それなのに日本人の多くは英語を「学習」して、
それを一度も「使う」ことをしません。
聞いたのであれば話さなければいけません。
読んだのであれば書かなければいけません。
そういったアウトプットを、多くの日本人は苦手としています。

そしてアウトプットをしないうちに、
「たくさん勉強いているのに私は英語ができない…!」と嘆く人がいます。

インプット(英単語の暗記や文法の学習)だけでは
言語はマスターできません。


ではアウトプットを妨げている原因はなんでしょうか?
ひとつに「恥」があります。

日本人は失敗をすると恥ずかしいと思います。
企業や組織で失敗した責任を自殺して償うという日本人もいます。

数年前に農林水産大臣だった松岡利勝という政治家の方が、
過激な報道によって追及され、首を吊って自殺をしました。

それほど「恥」の文化は日本人の精神に深く根づいています。


この「恥」はそもそも武士道の「ハラキリ」に起因していると思いますが、
ここで現代の「恥」の感覚と「ハラキリ」のちがいについて
書いても仕方がないので割愛します。



「恥」を助長している文化や雰囲気というものがあります。
たとえば相手が日本人だとわかって時点で、
日本人はその人に英語を話すことがどことなく恥ずかしくなります。

「まちがった文法で話しちゃったのがバレてないかな」
「この表現の使い方まちがえているとか思われてないかな」


日本人は完璧主義なところがあります。
そして本当に多くの人があら捜しが好きです。
そんなものにおびえていちゃ伸びるものも伸びません。

英語を話すときは、少しのあいだだけ日本人であることをやめましょう。


僕が英語を話すときに具体的にしていることを挙げましょう。
まず「自信」を持つこと。

英語を話したいと思っている人のほとんどは、
現在の能力で十分英語を話すことができます。

それなのに話せないのは確実に「自信」の欠如です。

そもそも日本語と英語ではある「言いたいこと」に関して
言い方や表現方法が当然ちがうので、
日本語を直訳して英語を話すということはできません。

はじめは日本語を変換する作業は必要ですが、
たくさん生の英語に触れて「英語脳」を作りましょう。
(前回のブログ「英語脳をつくる!」をぜひ読んでみてください)

そして「自信」を持つためには「恥」を捨てなければいけません。
「恥」を捨てるためには自分は日本人ではないと考えること、
つまり外人になりきるというのも大切なポイントです。

このブログで何度も言っていますが、
がんばっているあなたを笑う人がいたら、無視しましょう。
その人は悲しい心を持った人です。

そして「英語を話す習慣」のある場所をみつけること。

どれだけ英語を勉強しても英語を使える場所がなければ意味がありません。

ネイティブと話す練習をして感覚を身につけるのがベストですが、
それ以外にも日本人だけの英語サークルというものもあります。

そこではみんなが英語で意見を主張したり、
自分の趣味や感想について話します。

そういった場所をみつけておくのも、
英語を身につける上でとても大切なことです。


Genesis Collegeではこれまで4ヶ月ほどGenesis Cafeをやってきました。

これまで月一回ではなく、
もっとやってほしいという声もいくつか聞いてきました。
(残念ながらGenesis Cafeには人材にかぎりがあり、月一でしかできないのが現状です…)

しかしGICスタッフ全員での議論の結果、
もっと短いスパンで「英語を話す習慣」のある場所をつくりたい!と、考えるようになりました。

Genesis Cafeの方針には「生きた英語」を学ぶことがあります。
その方針を叶えるためには、
もっと頻繁に「英語を話す習慣」のある場所を提供する必要があります。

そこで!
Genesis Cafeとはべつに「英語を話す習慣」のある場所をつくろうではないか!
ということになりました。

その名も、
出張Genesis Cafe

「出張」という名前を使っていますが、
完全英語のみの英会話の集まりです。

Genesis Cafe on Business Trip

のほうが見栄えはいいでしょうか?

どちらにせよ、英会話の集まりです。


内容は心斎橋・なんば・梅田のどこかのカフェで
平日の夜にGICスタッフと外国人のファシリテーターを連れて、
Genesis Cafeで取り上げているテーマを使って英会話をしようというものです。

あいさつの段階で英語なのはもちろんですが、
それよりもっと深く突っ込んで、
出張Genesis Cafeで出会った人たちとは完全に英語でのやりとりのみ
というルールを立ててみようと思います。

そうすることで英語でやりとりすることがとても自然になっていきます。

参加費は無料で、カフェでコーヒーかなにかひとつ買うだけで
参加できるようにしたいと思います。


...と言ってみたものの正直どれくらいの人が関心があるのかわかりません。
できるなら12月から開始したいなと思っています。

頻度もまだ決めていません。
一週間に一度できれば理想ですが、
いまのところまったくの未知数です。

もし関心ある方はぜひコメントを残したり、
メッセージをくれるとうれしいです^^


明後日には12月のGenesis Cafeの応募を開始します!
みなさんお楽しみに!
 

2015年10月28日水曜日

「英語脳」をつくる!



こんにちは。GICスタッフのYumaです。

前回風邪を引かないでくださいと言っておきながら、
風邪を引いてしまいました。
不覚です。


さて、前回は「英語脳」という言葉を持ち出して話を終えました。
「英語脳」ってどんなものでしょうか?

想像できますか?


みなさんなにかを考えるとき、
どうやって物事を考えてますか?

なにかについて考えるとき、
アメーバみたいなもやもやが頭の中に現れませんか?
(僕だけですか?)

アメーバみたいなもやもやが現れます。
(ということで今回は進めさせてください。)

そのもやもやには、言葉やイメージが付随しています。

たとえば「今日上司(アメリカ人)に『アパートのガス止められたから、
電話して開栓してもらって』と頼まれた、ちゃんと払っとけよな。笑」
というツッコミは日本語脳で考えます。
(ちなみに昨日本当に止められてました。)

これは口から出す前のふやふやした言葉です。
そしてそれを口から実際に出すことできちんとした「言語」になります。

この言葉を日本語という「言語」を選択して話すことは容易です。
なぜなら生まれてからずっとその経路で話してきたからです。

ですが英語を選択して話す場合には、
ふやふやした言葉をトランスレートして話さなければいけません。

この切り替えの作業に時間がかかります。
そしてこの切り替えの作業中に「俺まちがってないかな」とか
「あ、いまの言い方文法的に正しくない」という思考が起こります。

これが「英語脳」に相対する「日本語脳」です。

年を取るほどに脳というのは硬化していきます。
だいたい10歳前後で脳の言語をつかさどる領域は発達しきると言われているので、
それ以降に言語を修得するのはどんどん難しくなっていきます。

バイリンガルの人は、この切り替えに境界がありません。
幼少期に自然と吸収した言語をそのまま記憶しているので、
聞いて理解でき、意識以上に舌が勝手に働いてくれます。

では10歳以降に新しい言語を習得するのは遅いかと言われれば、
かならずしもそうとはかぎりません。
(未発達の脳に数種類の言語を詰め込むと混乱が生じたり、言葉の幅が限定されることがあります。バイリンガルの諸問題についてまたいつか書いてみたいですね。)

まずは1種類の言語で世の中のあらゆることを見聞きして知り、
きちんとした世界観を確立することがとても大事なのです。

なので「英語脳」とか言っている前にまずは本を読んだりして知識をきちんとつけること。
それもとても大切なことです。

ある特定の知識について日本語で理解できないなら、
英語でも理解できるはずがありません。

なので今回は「日本語脳」と同じくらいに
「英語脳」を発達させるという意味で書いていきます。


「英語を使うのではなく、モノにする」


英語をモノにする。
つまり「英語脳」を養うということ。

僕がこれから話す「英語」はツールのためだけのものではありません。
それもふくめて、一般的に英語をモノにするためにどうすればいいのか、
ということについて書きます。

前回のブログの最後に、
「外国人」になりきりましょう、と書きました。

私はアメリカ人。
僕はイギリス人。
あるいはオーストラリア人。

なんでもいいです。

僕はカナダに留学していたのでカナダ人になりたいですが、
寒いのが正直嫌いだしいまはアメリカ人の友人がたくさんいるので、
彼らの面子も考えてアメリカ人になりたいと言っておきましょう。

彼らと話しているとわからないことがたくさん出てきます。
イディオムだったりPhrasal verbであったり、
文化のちがいによって生じることもたくさんあります。

日本人の私たちが理解しておくべきなのは、
アメリカ人同士でさえ出身地のちがいで言い回しがちがったり、
おたがいに意思疎通がうまくいかないことがあるということです。

英語に自信がないので
「Huh?」が「ハァ?」に聞こえてびくびくしていた時代が僕にもありました。

しかしアメリカ人同士で話していても
「Huh?」は言いまくってます。

日本人は自信がない民族です。
「Huh?」が「ハァ?」に聞こえて簡単にびくびくしてしまいます。

ですがアメリカ人からすれば、
「聞き取れなかった、ごめんもう一度言って。てへっ」
くらいのフレンドリーさで「Huh?」と聞き返しています。

ネイティブだろうとなんだろうと「人」です。
「人」になにかを伝えるために必要なのは「正しい文法・語法」ではなく、
 「伝えようとする意思」です。

彼らが同じ「人」であるということを忘れないでください。
(TOEFLのスピーキング・セクションのために英語を勉強しているなら話はべつですが。)


さて「英語脳」を養うためには
俺(私)は英語で育ってきたぜ(のよ)的な態度が必要です。

なぜならそうすることで失敗を恐れなくなるからです。

とりあえず「伝えようとする意思」を大きく抱いて、
もごもごするのではなく大胆に英語を話してください。

そうすることで「英語脳」がだんたん大きくなっていきます。
そしてそれが大きくなっていくほどにトランスレートの時間が省かれていきます。

頭の中のもやもやからダイレクトに英語を話すことができるようになるんですね。


もちろん英語の勉強をはじめていきなりそういうふうにはなりません。
だれにだってそういう初歩的な段階というのはあります。

「自分はできない、もうあきらめよう」
ではなく、

「自分はできないのは当たり前、どんどん話して英語脳を大きくしていこう」
という姿勢がとても大事です。

(なので本当にあなたの英語を笑う人はさみしい心を持った人なのだと思ってください。本当に)


でも「英語脳」にするって並大抵の努力じゃできません。

上級レベルまで行かずとも日常的に困ることのないレベルまで英語を伸ばそうと思うと、
やはりそれなりの努力や環境が必要です。

留学の最大の利点は「英語脳」をつくりやすいという点にあります。
見たり聞いたりするものから日本語を完全に締め出し、
インプットされるものすべてを英語にすれば短期間で「英語脳」をつくることはできます。

「じゃあ、やっぱり留学したほうがいいんだ」
と考えるのは、ちょっと待ってください。

留学にはとても大きなアドバンテージがあります。
ですが留学したからと言って「英語脳」がつくれる保証はありません。

僕は留学中に「英語脳」をつくるとても貴重な期間を水の泡にしている
数々の日本人たちを見てきました。

語学学校が終わっても日本人としかつるまない日本人。
家に帰って日本のドラマばっか観てる日本人。

本当にもったいない…


日本にいても外国にいてももっとも大事なのはつぎのことです。
「つねに英語脳にしておくこと」

漠然としてますね。笑
でもとても大事なことです。

日本人は普通にしていると「日本語脳」を持っちゃいます。
そしてそれを使って考えたり、話したりしてしまいます。

だから意識的に「英語脳」に切り替えておくんです。
具体的に言うと?

英文の小説や記事を読んだり、
わからなくても海外ドラマを字幕なしで観たり、
うまくコミュニケーションできなくても根気強く外国人の友人とハング・アウトしたり、
簡単でも毎日英語で日記をつけたりすること。

そしてなにかを考えるときはつねに英語で考えること。
(たぶんこれが一番大事。)

変人と思われるかもしれませんが、
僕は結構家にいたり道を歩いているときに
英語でぶつぶつひとり言を言っています。
(口が英語に慣れるためにとても重要なことです。)


もちろんはじめはしんどいです。
だれだってしんどいです。
「英語脳」を持っていないんですから。

仕事場じゃ忙しくてそんなのできねーよ!と思うかもしれません。
それはわたくしの責任ではありません。
はじめは家にいる一時間だけでもいいのでトライしてみましょう。

しんどくても頑張っていれば次第に慣れてきます。
慣れてきたら、だんだん楽しくなってきます。

楽しくなってきたら勝ちです。
楽しいということがひとつのモチベーションになって、
もっと英語を学びたいという意欲につながります。


正直なところこのアドバイスは初級レベルの人には難しいです。
なので「英語脳」をつくる環境を整えるよりも、
留学してしまったほうがてっとり早いのは早いです。
奮闘すれば3ヶ月でも「英語脳」の基礎はつくれるでしょう。

ですがある程度英語ができるようになった人であれば、
今回書いた方法で維持できるだけでなく、
日本にいながら英語力を伸ばすことができると思います。
(もう一度言っておきますが簡単ではありません。)


もっと簡単な方法を教えてよーと思われるかもしれませんが、
言語能力は基本的にインプットとアウトプットの総量で決まります。
英語をモノにしたいならインプットとアウトプットをしまくってください。
(ちなみに日本のコンビニほどなんでも楽に済ませれるコンビニは世界でほかにありません。そういうところにも日本人のなんでも楽して済ませようとする性質が如実に表れていると思います。いい点は多くありますが、言語習得においては悪い点です。)


考えてみてください。
あなたは一日にどれだけの日本語にふれていると思いますか?

道路の標識、道端の会話、地下鉄の吊り広告、
会社の資料、テレビ、インターネット、友人との連絡。

それにくらべてどれくらい英語にふれていますか?

「英語脳」を持っていない私たちが英語よりも日本語に多くふれている時点で、
「英語脳」をつくる大きな障害になっているのです。

しかしまわりの環境をかぎりなく「英語脳」をつくりやすい環境にすることは可能です。


そして環境と同じように大切なのは習慣です。

英語を読む習慣。
英語を聞く習慣。
英語を話す習慣。
英語を書く習慣。

英語で考える習慣。


まわりの物事とその中心にある脳が英語になれば、
自然と英語が身についていくのは当然ですよね。


最後に。
「ネイティブみたいになる」ことが目的になってはいけません。

それが目的であればモチベーションはいつかかならず損なわれるからです。
将来「ネイティブみたいになって」なにがしたいか?

僕は英語で小説を書きたいという大きな夢を持っています。
あなたも夢を大きく持ってください。

そしてだれかに笑われないためではなく、
あなた自身のためにその夢を叶える努力をしてください。

それを明確にできればもうなにも恐くありません。 



Genesis Cafe
11月4日(水)に大阪・福島のグロリア・ジーンズ堂島クロスウォーク店で、
使いやすい表現を学んで外国人の友達もつくれるGenesis Cafeを開催します!
「英語脳」をつくるための大きな第一歩になります!
ぜひご参加ください!

くわしくはGenesis Cafeサイトへ。