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2016年12月21日水曜日

英語学習で大切なこと その①



















こんにちは。GICスタッフのYumaです。


今回「英語学習で大切なこと」について書いていきたいと思います。

個人的な話になりますが、僕は中学校から英語をはじめて、
大学のときに1年休学してバンクーバーへ留学し、
その後の2、3年で一般的に「十分」と思われるほどのいくつかの資格を取りました。

英検、TOEIC、TOEFL、IELTS。
そういった試験をすべて受け終えたあとにこう思いました。
「こんなはずじゃなかった」

成績が悪かったわけではありません。
主要な試験で良い成績を取っても、
それは僕が目指していた目標ではないことに気づいたのです。


なにがダメだったんでしょうか?

僕は英語学習において目標を立て、
そこを目指すことをモチベーションにしていました。

たくさんの単語を覚え、たくさんの読書をしました。
ときにはアメリカ人の友人すら知らない単語も覚えました。
そして多くの英語を理解できるようになることで、
ネイティヴ・スピーカーのように英語を操れるようになると信じていたのです。

たしかに、目標は達成しました。
ですがネイティヴ・スピーカーのようには英語を操れませんでした。

そこで気づいたのです。


僕はこれまでどれほど「受け身」の勉強をしてきたか、
英語の「知識」にばかり焦点を当て、
「生きた英語」を看過しつづけてきたか。


僕は中学生になって英語を学びはじめた頃、
英語が好きでたくさん勉強しました。
テストでもつねに良い成績を取りつづけていました。

ですがこの学校の英語教育が、
「生きた英語」を無視したものであることに、
10年近くも気づくことができなかったのです。

僕はテストの成績が良いことや素晴らしい資格を持っていることが、
そのままその人の英語力を反映するものだと信じていました。

しかし成績や資格というものは、
結局知識しか測っていないので「参考」程度にしかならず、
その人の「人間性」や「コミュニケーション力」を考慮していないので、
信頼のある「英語力」ということはできません。


僕がそのときに学んだのは2つのことです。
ひとつは自分の英語学習がまちがっていないかをつねに確かめること。
もうひとつは、正しい目標を設定しつづけること。


自分の英語学習がまちがっていないかをつねに確かめること


人によって英語を活用する理由や環境は異なります。

大学の単位に変換するために、あるいは会社で昇進するために、
TOEICで良い成績を取ることは大切かもしれません。

TOEICで良い成績を取るためには、
TOEICでの設問形式に慣れ、できるかぎり素早く回答する力を求められます。

それがTOEICの高成績保有者の英語力です。
ですがその英語力が、アメリカ人観光客を
道案内をするときに役に立つとはかぎりません。


あるいはTOEICで高得点を持っている人が、
TOEFLやIELTSで良い成績を取れるともかぎりません。

TOEFLやIELTSは大学入学のためのアカデミックな英語が主流です。
TOEICとは出る単語の種類や分野がまったくちがいます。

またTOEICにはスピーキングやライティングのセクションがありません。
TOEIC高成績保有者でも英語を「話す」「書く」という練習をしていなければ、
当然そのセクションで良い成績は収められません。


日本ではTOEICの成績が、
「英語力」の一般的な指標になっている傾向がありますが、
これが学校の英語教育の延長線上的な影響なのであれば、
日本全体の英語教育に悪い認識を植えてしまっていると思います。

英語を本当に身につけたいみなさんには、
一刻も早くその認識を取り除いていただきたいと願います。

もちろん、大学の単位変換や昇進のためにTOEICを必要とされている人は、
TOEICの勉強を継続されるべきだと思います。

ですがこのブログでは主に
「人間性」や「コミュニケーション力」もふくめて、
総合的な「英語力」について書いていきたいと思います。


さて、話を戻しましょう。
自分の英語学習がまちがっていないか確かめるために、
いま現在の英語学習について疑う必要があります。

「本当にこれは私の目標に達する手助けになるだろうか?」

この疑問をつねに持ちつづけることが、
ときには自分たちでも気づかない、
本当の目標に達する手助けとなる大事な手段です。

もしまわりにいるのであれば、その目標をすでに達した友人に
英語学習の体験談を聞くのもいいと思います。

もしいなければ、GIC日本人スタッフが話を聞かせていただきます。
お気軽にinfo@genesiscollege.jpまでご相談ください^^


そして疑問を確信に変えるためには、
同様の経験を持つ人たちに囲まれていることはとても大切なことです。

Genesis Cafeでは英語を学べる場所だけではなく、
英語についての悩みや励ましを受けれる環境づくりに努めています。

人に話すことで自分の目標がもっと具体的になったり、
ほかの人からのアドバイスによってより明確になることがあります。

定期的に自分の英語学習の方向性を確かめることで、
毎日のモチベーションにもつながります。


正しい目標を設定しつづけること

定期的なメンテナンスをして
何度も英語学習の方向性を確かめることはとても大切なことです。

なぜなら、ある地点まで英語が伸びないと、
自分になにが足りないかというのははっきりと見えないことが多いからです。

漠然と英語を勉強したいという思いがあって、
目標を設定できない場合はTOEICや英検から入ってみるのもいいかもしれません。

ある程度の実力が身につけば、
学んだ基礎を使って外国人の友人をつくることや
英会話カフェに立ち寄って会話をすることができるようになります。

そうしているあいだに正しい目標を設定しつづけましょう。


やがて思いは大きくなり、
(たとえば)アメリカで働きたいという気持ちが芽生えるかもしれません。

アメリカと一口に言ってもさまざまです。
ラスベガスやニューヨークで刺激されながら生きたい、
ミズーリ州やミシシッピ州のような田舎暮らしをしたい、
ハワイで常夏を味わいながら、日本にも気軽に帰ってきたい、
人の色に合わせた可能性が世界にはあります。

あるいはアメリカにはワーキング・ホリデーの制度がないので、
カナダに行ってしばらくそこで働いているうちに、
山の自然の美しさやさまざまな人種の国民に魅了され、
そこに住み着くといったこともあるかもしれません。

人生はなにが起こるかわからないのです。


アメリカに移住するということになれば、
日本での資格となる試験(英検やTOEFLなど)はほとんど意味がありません。

なぜならそこで暮らすために必要なのは、
資格の英語ではなく実践的な英語だからです。

この「実践的な英語」については、
多くの日本人の方が新しい理解を持つべきものかもしれません。

学校の英語教育や資格の英語とは異なる、
ネイティヴ・スピーカーや英語を第二言語とする話者が用いる、
本当の意味での「生きた英語」です。


具体的に「生きた英語」とはどういったものであるかは、
今後ブログで詳しく掘り下げていきたいと思いますが、
いまここでみなさんに知っていただきたいのは、
みなさんが学校で学んだ英語とここで紹介する英語は、
「高い、低い」といったちがいではなく、
方向性のちがいだということです。

しかしTOEICや英検を勉強しながら
「生きた英語」を身につけていくこともできます。

その方法については、これから詳しく説明していきたいと思います。



お知らせ

Genesis International Collegeでは「生きた英語」に焦点を当てた
英語教育の提供を目指しています。

来年の2月からはじまる予定のGenesis Cafeでは、
「どうやって英語を勉強すべきか?」
「効率的な英語学習のためにいまなにを知るべきか?」
「同じ志を持った友人をつくりたい」など、
さまざまな英語の悩みを持つ方のための環境づくりに努めています。

ぜひ一度足をお運びください。
こちらのウェブサイトで情報を更新しています。


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